パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍による空爆が続いていて、ガザ北部の難民キャンプで少なくとも50人が死亡し、150人が負傷したと伝えられています。

ガザ北部にある地区内で最大のジャバリア難民キャンプの映像です。

先月31日、イスラエル軍による空爆を受け、ロイター通信は保健当局の話として、少なくとも50人が死亡し、150人が負傷したと伝えました。ガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」はこの攻撃で400人以上が死傷したと主張しています。

一方、イスラエル軍はこの日の夜、ジャバリア周辺への攻撃により、先月7日に行われたハマスによる大規模な奇襲攻撃を指揮した司令官の一人を殺害したと新たに主張しました。

イスラエル軍はハマスの拠点に対する地上部隊による作戦も拡大させており、この日、戦闘員およそ50人を殺害したとしています。これに先立つガザの保健当局の発表によると、これまでの戦闘による死者は8525人となり、イスラエル側の死者と合わせると9900人以上にのぼっています。