トラックドライバーの残業規制が強化される物流の「2024年問題」についてです。ドライバーの労働時間の管理が厳格化されることで、荷物が届かなくなるとの恐れが指摘されています。業界からは、政府が抜本的な対策に取り組んでこなかったことに憤りの声があがっています。

長年、トラックドライバーの年間の労働時間が指摘されていた物流業界。

政府は2024年4月1日から、これまで上限のなかったトラックドライバーの時間外労働時間を年間960時間に制限します。

これにより、物流業界全体で運輸できる荷物の量が大幅に減ることが懸念されていて、対策をとらなければ、輸送能力は来年、14.2%、2030年には34.1%不足する可能性があるという試算が出ています。