岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える「有機フッ素化合物」が検出された問題で、吉備中央町はきょう(30日)会見を開き、「一日も早い復旧」を目指す方針を示しました。

(吉備中央町 山本雅則町長)「申し訳ございませんでした」

山本町長が会見の冒頭で、これまでの町の対応の遅れなどについて謝罪しました。この問題は去年(2022)10月、町内にある円城浄水場で行われた調査で「有機フッ素化合物」が国の暫定目標値の28倍にあたる1,400ナノグラム検出されたものです。

町では浄水場の復旧に向けて取水源の切り替えや、浄水場内のろ過砂の洗浄・入れ替えなどを行っていて、その結果、検出量が210ナノグラムまで減少したということです。引き続き、町では浄水場施設の洗浄を続けるなどし、来月(11月)末をめどに水道水の供給再開を目指したいとしています。