“魚沼産コシヒカリ” 猛暑と水不足でピンチに
検査員(新潟・南魚沼市 9月)
「非常に悪いです。近年になく悪いです」

コメは粒の形や色、水分量などにより1等米から3等米に分けられます。新潟県産のコシヒカリは例年、80パーセントほどが1等米ですが、今年は9月末時点で3%ほどと、統計開始以来、最低となりそうです。
多かったのは、高温障害で米粒が白く濁る「白濁」。例年は少ない2等米のハンコが次々と押されていきます。
等級は、味には関係しませんが、価格に跳ね返るため、農家の収入に直結します。
南魚沼市の高村良一さんは収入が200万円以上減る見込みです。

南魚沼市の農家 高村良一さん(65)(24日)
「自分が農家始まって、最悪の年ですので、悪い年もありますけど、ここまで品質が悪いということはなかったです」
新潟県は、県内のコメ農家全体でおよそ135億円の減収を見込んでいます。
こうした中、進むのは暑さに強い新たなコシヒカリの開発です。














