岩手県釜石市の仙人峠の高低差およそ400メートルのコースで行われるマラソン大会が29日、4年ぶりに復活し多くの市民ランナーが難関コースに挑みました。

この「かまいし仙人峠マラソン大会」は、コロナ禍で中止が続いたため今回が4年ぶりの開催です。高低差およそ400メートル、平均斜度およそ5パーセントの全国でも珍しい10キロの難関コースで健脚を競う大会には、県内を中心に281人がエントリー。遠くは鹿児島県からの参加もありました。29日は雨が振るあいにくの条件でしたが、参加した人たちは色づく山の景色を楽しみながら懸命に走っていました。男子の部1位でゴールしたの宇部雄太さん(岩手県宮古市)は、「ほかの大会にはないコースレイアウトで自分の力を試すことができるのがこの大会の魅力です」と話していました。