鳥インフルエンザへの感染リスクが高まる冬になるのを前に、27日、長崎県庁で、関係者が集まり、会議形式の訓練を行いました。

(訓練)「簡易検査を実施したところ、13羽中13羽で陽性を確認いたしました」

訓練は、長崎県諫早市の養鶏場で、鳥インフルエンザに感染したニワトリが発見されたとの想定で、長崎県のほか、警察や自衛隊の担当者らが会議形式で、感染発覚時の連絡体制について確認しました。

長崎県内では、2022年、初めて飼育中のニワトリで鳥インフルエンザ感染が確認され、およそ3万羽が殺処分されました。

また、10月に入り、北海道で鳥インフルエンザに感染した野鳥の死がいが見つかっています。

長崎県畜産課 富永祥弘 課長:
「10月からは渡り鳥が長崎県にも入ってきます。しっかりとした防疫体制をとることが、今一番肝要かと思っております。」

長崎県では、発生に備え、去年の経験をいかし、寒さの中での作業や、現地情報の共有化について見直しを行ったということです。