物価高騰で「暮らしが厳しい」と、年金受給者らが年金の引き上げなどを街頭で訴えました。

この活動は、年金受給者らによる全日本年金者組合が全国一斉に行っているもので山口市での集会には、30人ほどが参加しました。

「年金は、物価高騰で実質的にマイナス。暮らしは厳しくなっている」などとし、8万円の最低保障年金制度の創設や、女性の年金額が低いことの解消などを訴えました。

組合によると、納付期間が25年未満の場合、老齢基礎年金の給付額が4万円未満という人は、女性で78.1パーセント男性で18.1パーセントだということです。

女性が低い傾向なのは、男女の賃金格差や、子育てで仕事を離れる期間が長いことなどによるものとしています。

全日本年金者組合山口県本部・藤永佳久執行委員長
「現役時代が終わったら、ご苦労さまでしたと安心して暮らせる。当たり前だと思うんですよね。そういう社会を目指しているということです」

全日本年金者組合山口県本部では2024年初め頃、知事への要請を計画しています。