「あなたの通帳からお金が引き落とされている」などと銀行員をかたり、キャッシュカードをだまし取る手口で、富山県魚津市の80代の女性が135万5000円を引き出される被害に遭いました。
警察によりますと9月26日、魚津市の80代の女性宅に銀行員のミヤモトを名乗る男から「あなたの通帳からお金が引き落とされている」、「キャッシュカードを交換しなければならない」と電話がありました。
この電話の最中に、ホンダを名乗る男がキャッシュカードを受け取りに女性宅を訪れたため、女性はキャッシュカード3枚を手渡し、さらに男の要求に応じ暗証番号を伝えました。
翌27日に、銀行から女性が詐欺被害に遭っているかもしれないと連絡があり、口座を確認したところ、135万5000円が引き出されていました。
警察は金融機関をかたって「キャッシュカードを新しくする」などと電話をかけてくるのは特殊詐欺の手口だとしたうえで、このような電話があった場合は、相手の所属と名前を確認し、改めて代表電話に確認するなど注意を呼びかけています。