今年、福島県内で発生した山岳遭難の件数は減少している一方、軽いけがをした人は去年の同じ時期の2倍以上に増えていることがわかりました。
県警察本部によりますと、今年県内で発生した山岳遭難は10月12日現在54件で、去年の同じ時期よりも10件減っています。一方で、転落や滑落によって軽いけがをした人は19人と、去年の同じ時期の2倍以上に増えているということです。
これは、新型コロナのため登山を自粛していた影響で、登山者の体力が低下したことが要因のひとつとみられています。
山岳遭難の発生件数を月別にみると、去年は10月が2番目に多くなっていて、県警では登山計画書を提出し、体力や天候に合わせて登山するよう呼びかけています。