イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突で、空爆が続くパレスチナ自治区ガザでは子どもの犠牲者が少なくとも2000人にのぼることがわかりました。ハマス側は新たに2人の人質を解放しました。その様子をSNSに公開しました。

犠牲者が増え続けるガザ 子どもの死者2000人超に

治療を求める人でひしめくガザの病院。ベッドが不足しているため、床の上で治療を受ける人や乳幼児の姿もあります。

繰り返される空爆により、犠牲者が増え続けるガザ。特に子どもの被害が深刻です。

女性は息子と3人の幼い孫を失いました。

「かわいい子どもたち。かわいそうに。亡くなってしまうなんて。アッラーのご加護を」

ガザの死者は5791人。(パレスチナ保健当局より)国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」によると、少なくとも2000人の子どもが犠牲になったということです。(23日発表)

子どもたちが食料を取り合わなければいけないほど、人道状況も悪化しています。

ガザ市民
「子どもたちが虐殺されるのはもう十分。感情がなくなってしまった」

ガザにはすでに三度、支援物資が運び込まれましたが、物資の量は人道危機以前の4%程度にとどまっているといいます。

また、支援物資に燃料は含まれておらず、国連機関は「燃料はあと2日で尽きる」と危機感を示しています。

こうした中、イスラム組織「ハマス」は23日、新たに2人の人質を解放する映像を公開しました。

解放されたのは、85歳と79歳のイスラエル人女性とされ、ハマス戦闘員に食事を与えられる様子も。

赤十字国際委員会とともに現地を去る際には、戦闘員と握手をする場面もあり、人質を丁重に扱っていたとアピールする狙いも伺えます。

解放された女性
「私たちは5人でした。一人一人に見張りがついていました。色々、細かいことを聞いてきました」

イスラエルでは、いまだにハマスの人質となり、行方がわからなくなっている人が多くいます。

大学の講義室を埋めるおよそ1400枚の写真。子どもの写真も多くあります。これらはみな、ハマスによって殺害されたり、連れ去られたりした人々だということです。

200人以上の人質が残る中、イスラエルが大規模な地上侵攻に踏み切るかが焦点となっています。