島根県松江市にある私立高校・松江西高校の教員が、学科新設を巡って不当な懲戒処分を受けたとして、高校を運営する学校法人を訴えた裁判が、23日、松江地方裁判所で始まりました。学校法人側は、全面的に争う姿勢を明らかにしました。

学校法人・永島学園が運営する松江西高校では、来年度から現在の2学科を再編し、就職に特化した新学科に一本化。職場体験を単位として認めるなど、大きくカリキュラムを変える方針を打ち出しています。これに対し、複数の教員が見直しを求め、保護者に現状を知ってもらおうと学校の許可を得ていない文書を配布。学校側は、生徒や保護者を混乱に陥れたとして、教員13人を停職や減給などの懲戒処分にしました。

これを不当とする教員らは、処分の無効と慰謝料1540万円などを求めて学校を訴えています。

23日の第1回口頭弁論では、学校側は請求棄却を求める答弁書を提出し、全面的に争う姿勢を明らかにしました。
次回の弁論は2024年1月15日の予定で、学科再編を継続審議としている県の私学審議会の判断と合わせて、推移が注目されます。