“いつもいる人が、いつも通りの言葉をかけてくれた”
(夏目アナ)
夢だったオリンピック代表内定を決めた世界選手権。去年はけがで出場できなかったということで2年ぶりの舞台でしたが、朱理選手いかがでした?
(藤波選手)
やっぱり去年出場できなかった分、ことしは絶対に優勝するという思いで挑みました。
(大石アンカーマン)
世界選手権なんですけれども、結果を見てみると、ここ(準々決勝)だけ逆に目立つんですね。全部(失点)ゼロなんですけれど、準々決勝だけ7点取られているんです。失点しないことで有名な朱理選手なんですけども、この準々決勝の試合って振り返ってみると、まず5点先行されましたよね。あの時はどんな気持ちでしたか?

(藤波選手)
そうですね…正直、焦りの気持ちはありました。
(大石アンカーマン)
それが落ち着いたのはなぜですか?
(藤波選手)
やっぱり頭の中で“オリンピック”っていうのがよぎって『ここでは負けられない。絶対に自分が勝つ!』というふうに思いました。
(大石アンカーマン)
お父さんは5点取られた時に、何かアドバイスはしましたか?
(父・コーチの俊一さん)
「大丈夫だ」と。「自分のレスリングをすれば大丈夫だ」と。日頃から練習を見ていますからね。距離感とかね、そういったところとやはりオリンピックの予選がかかっていたということで、ちょっと緊張していたんじゃないかなと分析しています。

(大石アンカーマン)
「大丈夫だ」と声をかけられて、朱理さんはどんな気持ちになりました?
(藤波選手)
そうですね…オリンピック予選という舞台でも“いつもいる人がいつも通りの言葉をかけてくれて”安心したというか、冷静さを取り戻せました。
(大石アンカーマン)
やっぱりセコンドにお父さんがいるというのは、違いますか?
(藤波選手)
そうですね、やっぱり自分がレスリングを始めた頃から今まで自分のレスリングを見てくれて、すごく自分のレスリングを誰よりも知ってくれている人だと思うので、すごく心強いです。















