中東情勢です。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、拘束している人質のうち、新たに85歳と79歳のイスラエル人女性2人を解放しました。
イスラム組織ハマスが23日に公開した映像。新たに解放された2人の人質はハマスの戦闘員とともに椅子に座り、食事を与えられています。そして、赤十字国際委員会のスタッフに引き渡されますが、ハマス戦闘員と握手する場面も記録されていました。
解放されたのは、85歳と79歳のイスラエル人女性とされ、ガザ地区からラファ検問所を通り、エジプトに入りました。
7日にハマスがイスラエル南部の集落を襲撃した際に拘束された人質の解放は、アメリカ人2人に続き、2度目となります。
一方、アメリカのバイデン大統領はイスラエルとハマスとの間の停戦と人質解放とをからめた取り引きには否定的な考えを示しました。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.停戦と人質解放の取り引きをアメリカは支持しますか?)停戦すべき…ではなくて、人質を解放すべきで、話はそれからだ」
国務省の報道官は「停戦すれば、ハマスに休息を与え、装備を整えてイスラエルに対するテロ攻撃を続ける準備をさせることになる」と指摘しています。
こうしたなか、国連のOCHA=人道問題調整事務所は同じ23日、人道支援物資を載せたトラック20台が新たにガザに到着したと発表しました。
支援物資が運び込まれるのは3日連続ですが、物資の量は人道危機以前の4%程度にとどまっているほか、支援物資に燃料は含まれておらず、国連機関は「燃料はあと2日で尽きる」と危機感を示しています。
EU=ヨーロッパ連合のボレル外交安全保障上級代表は、ガザへの物資搬送のため、イスラエル軍とハマスの「一時的な停戦が必要だ」との考えを示しました。
EU ボレル外交安全保障上級代表
「私たちが出来ることは、『人道的停戦』を要請することと人道的な支援のアクセスを増やすことだ」
ただ、停戦の気配は見られず、イスラエル軍はこの日、過去24時間でガザ地区の320か所以上の標的を空爆したと発表しています。
記者
「爆発音が続いていますね。煙が大きく上がっているのが見えるかと思います」
パレスチナ保健当局はガザ側の死者は5000人を超えたとしていて、イスラエル側と合わせた死者は6400人を超えています。
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