また手続きミスにより、国の補助金およそ1300万円が受け取れない可能性があるということです。不手際が相次ぐ県で、新たに2つの不祥事が明らかになりました。

関係者によりますと新型コロナ感染者のための宿泊療養施設をめぐる県と事業者の契約で不適切な会計処理があり、事業費の一部が国の補助金の対象にならない恐れがあるということです。

宿泊療養施設の原状回復などをめぐり、昨年度末までに行う必要があった年度をまたぐ業務の精算処理を実施していなかったことが原因で、国からの補助金、少なくとも1300万円が受け取れない可能性があるということです。

また、去年9月からことし3月までにPCR検査を受けたエッセンシャルワーカー179人分の個人情報が記入されたファイル1冊が県庁内で紛失したことも明らかになっています。

県は個人情報が漏えいした可能性もあるとして、近く会見を開き説明する予定です。

県では不祥事が相次いでいて、今月20日にも県の港湾事業で国に対する補助金の申請漏れにより、およそ2億3000万円が受け取れない恐れがあることが明らかになったばかりです。