岸田総理の所信表明演説が衆議院本会議で始まり、「物価高をはじめ直面する課題に『先送りせず、必ず答えを出す』との不撓不屈の覚悟をもって取り組んでいく」との決意を示しました。

そして、「経済、経済、経済」と3回強調し、「何よりも経済に重点を置いていく」と強調しました。具体的には、「持続的で構造的な賃上げを実現するとともに、官民連携による投資を積極化させていく」と語りました。

経済対策については、「変革を力強く進める・『供給力の強化』」と「物価高を乗り越える『国民への還元』」を打ち出し、「この2つを車の両輪として、取りまとめを行い実行する」と強調しました。「供給力の強化」については、「3年程度」とした「変革期間を視野に入れて、集中的に講じる」と語りました。

また、「国民への還元」については、「税収の増収分の一部を公正かつ、適正に『還元』し、物価高による国民の負担を緩和」すると強調しました。加えて、「還元措置の具体化に向けて、近く政府与党政策懇談会を開催し、与党の税制調査会における早急な検討を指示する」と述べました。