天皇陛下と長女の愛子さまが、22日午後、宮内庁楽部による雅楽の定期演奏会をそろって鑑賞されました。

午後2時半、陛下と愛子さまが皇居内の宮内庁楽部に到着されました。観客は立ち上がって拍手で迎え、陛下と愛子さまは会釈をして着席されました。

宮内庁楽部の楽師が演奏する雅楽は、国の重要無形文化財に指定されていて、毎年、春と秋の2回演奏会を開催しています。今回は5年ぶりに観客を一般公募し、400人の観客が訪れました。

陛下と愛子さまは、伝統楽器や舞の所作などについて説明を受けながら鑑賞し、愛子さまはときどき眼鏡をかけて舞台を熱心にご覧になっていました。

陛下は「良い季節に公演が出来て良かったですね」と述べられ、愛子さまは「前回より観客の人数が増えて良かったですね」と述べられたということです。

陛下と愛子さまがお2人で雅楽を鑑賞されるのは、今年5月の春の定期演奏会に続いて2回目です。愛子さまは日本の伝統芸能に関心を持ち、去年秋の定期演奏会で初めて雅楽をご覧になりました。このときは、いとこにあたる秋篠宮家の次女・佳子さまとともに鑑賞されています。