人気アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也さん51歳。
アルコール依存症で苦しんだ体験をもとに、飲酒をめぐる問題に苦しむ人たちをサポートする活動をしています。
未成年者への強制わいせつ事件、酒気帯び運転によるバイク事故。
こうした不祥事の後に「初めて誰かに助けを求める気持ちになった」と専門病院で治療を受け、現在も断酒を続けているといいます。
14日、北海道北見市で依存症教育アドバイザーとして講演し、自身の体験を語りました。

人生を豊かにするもの、それが酒だと思っていた
1994年に「TOKIO」のメンバーとしてデビューした山口達也さん。20代のころは、酒が強いほうがかっこいいと思っていたといいます。そして酒を通じて先輩や仕事の仲間とたくさん会って、次の仕事につなげたいという思いもあり、積極的に飲み会に参加していました。
「とにかく人生を豊かにするもの、それがお酒だと思っていました。自分の中心にお酒がありました。酒を飲めないなんて人生の半分を損しているとか言って」
そのころ、世界で一番嫌いな言葉は「ラストオーダー」だったとか。閉店前の1時間に、焼酎のロックを5杯飲んで帰宅。そんな調子で、楽しく騒ぐために飲んでいたといいます。
