うそ電話詐欺被害を防ごうと、防府市のコンビニエンスストアで、対応訓練がありました。



店員「これを買ってくれって誰かに頼まれましたか?」
男性「いや、そんなことない、大丈夫ですよ」
店員「ギフトカードで20万円っていうのはちょっとおかしいんで、ちょっと一回警察の方に電話しましょう」


訓練では、電子マネーカードを20万円分購入したいという客に、店員が購入目的などを聞いたあと、警察に連絡する流れを確認しました。

県内では、9月末までにうそ電話詐欺による被害が63件出ていて、被害総額はおよそ1億4000万円に上っています。

コンビニで電子マネーカードを購入させられ、コードを伝えることで利用権をだましとられる手口もあり、店員による声かけの重要性が高まっています。

ローソン防府鞠生町店オーナー 宇田雄一さん
「数万円、10万円のようなギフトカードを購入される方については、防府警察署の方と協力して、連絡を差し上げようというかたちで、従業員の方には周知徹底しております」

防府警察署 上野克裕生活安全課長
「コンビニや金融機関などでの水際対策、これが重要だと考えています。警察として、引き続きこうした関係機関等との連携を強めてまいりたいと思います」

強盗への対応訓練もおこなわれ、犯人にカラーボールを投げる練習もしました。