犯罪のない地域社会をめざす「全国地域安全運動」最終日の20日、長崎県諫早市の小学校で、不審者からの声掛け事案を想定した対処訓練が行われました。

北諫早小学校で行われた訓練は、児童らの防犯意識を高め、声掛け事案への対処法を学んでもらおうと開かれました。

不審者役:「ほら、車があそこにあるんだ。一緒に遊びに行こう」

訓練では、不審者から声をかけられた児童が、民家に見立てたブースに駆け込み、助けを求め、不審者の特徴を説明するなど一連の流れを訓練しました。


警察によりますと、2023年、長崎県内では、9月末までに、声掛け事案が200件発生。7割が日中の時間帯に起きていて、被害の半数が小学生だということです。

小学3年生:「近くに110番の家があったら110番の家に逃げ込んで、家がなかったら逃げたり大声で知らせたりしたいと思います」

警察では、登下校時に人通りが多い道を選ぶことや、一人で行動しない、防犯ブザーを持ち歩くことなどを呼びかけています。