去年1年間に自殺した人の数は2万1881人と、前の年より増加したことがわかりました。男性は13年ぶりに増加に転じています。

きょう公表された「自殺対策白書」によりますと、去年1年間に自殺した人は前の年から874人増え、2万1881人でした。

男女別でみると、女性は7135人で、3年連続で増加しました。

男性は前の年より807人多い1万4746人と13年ぶりに増加に転じていて、厚労省は「明確な要因は挙げられないが、コロナ以降の社会に起こったことが影響しているのではないか」としています。

また、去年自殺した小学生から高校生までの子どもは514人と過去最多となりました。

高校生の自殺の原因や動機について分析したところ、全日制では「学校に関する問題」、定時制・通信制では「健康問題」の占める割合が大きかったということです。