バイデン大統領「怒りで我を忘れてはいけない」
藤森祥平キャスター:
マオズさんがおっしゃったように、日本やアメリカを含めて周辺諸国はどんなメッセージ、どんな行動に移せるのか。

イスラエルを訪問したアメリカ・バイデン大統領はこのようなコメントを出しています。
「怒りで我を忘れてはいけない。9.11のあと、私たちは激怒し、正義を得た一方で、間違いも犯した」と言いました。これは、その後イラク戦争に突き進んでしまったことを触れているのではないか。過度な報復については釘を刺しているという状況ですね。
こうしたメッセージを現地の人や我々もどのように受け止め、どのように伝えていくか。

須賀川 記者:
今少し話が出ていたフェイクに対する考え、実はつい先ほど、現地のFacebookで今イスラエル国内のいわゆるアラブ系のイスラエル市民が暴動とかはあまり起きていないんですが、これはいわゆる宗教的指導者のゴーサインを待っているんだと。その指導者がゴーサインを出せば隣人を殺し始めるからみんな準備しろと、そういった極めて危うい情報が既に拡散し始めているんです。
私たちはやっぱりもう一度立ち返って、本当に何が起きているのか。そしてそれぞれの隣人がどういった思いを持っているのか、マオズさんのような方もいます。そして、偏った人たちもいますけど、中立を保とうとしている人もいる。そういった意見を冷静にちゃんと受け止めていかなくてはいけないんだなというふうに強く感じています。
小川彩佳キャスター:
あらゆる情報がある中で、踏みとどまる、立ち止まる勇気、そして目を背けたくなるような現実がさらに深刻なものになろうとしている中で、目を背けないという勇気も必要なんだと感じます。














