翼の付いた種子がグライダーのモデルになったとされる、東南アジア原産のつる性植物『ハネフクベ』が海洋博公園の熱帯ドリームセンターで実を付けています。

別名ヒョウタンカズラとも呼ばれる『ハネフクベ』は、インドネシアやマレーシアが原産のツル性植物で、海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターで去年、国内で初めてとなる身がなりました。

去年に続きことしも人工授粉を試みたところ、6月下旬ごろからこれまでに合わせて5つの実が実ったということです。

より遠くへと種を飛ばすためにハネフクベの種は、世界最大とも言われる翼を持っていて、幅13センチから15センチのブーメランのような翼がグライダーのモデルになったとされています。

熱帯ドリームセンター 中川綾乃さん
「とても植物の知恵を感じられる植物なので、ぜひ小さなお子様から大人まで見ていただきたいなと思います」

海洋博公園熱帯ドリームセンターは今月28日の無料入館日に合わせて、ハネフクベの種が舞うデモンストレーションを実施することにしています。