14日から始まっている陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練で、19日、県内では初めて自衛隊のオスプレイが新石垣空港を使い訓練を行いました。市民団体は抗議の声を上げています。
吉田通信員
「陸上自衛隊のオスプレイが新石垣空港着陸しました」

日米の共同訓練『レゾリュートドラゴン23』は14日から沖縄や九州などで始まり、10月19日は陸上自衛隊のオスプレイが初めて沖縄の空を飛び、新石垣空港で訓練を行いました。
オスプレイは2回に分けて飛来し、最初は午前11時ごろ、民間機の離発着の合間を縫って着陸し給油をしたほか、オスプレイの周りにアメリカ海兵隊員を交えて集まる姿も見られ、訓練の手順などを確認したと見られます。
フェンスの外では反対する市民団体が、抗議の声をあげました。

抗議する市民団体
「オスプレイ帰れー」
「私たちの島のこの空をオスプレイは飛ばないで下さい」
「オスプレイが今回初めて沖縄の空を飛んできました。私たちは断じて認めることは出来ない」

オスプレイの墜落事故が相次いでいることなどを理由に、飛行自粛を求めていた玉城知事は「要請を顧みることなく着陸したことは誠に残念」だとコメントを発表しています。
この訓練は、24日にも新石垣空港を使い行われる予定です。