パレスチナ自治区ガザにある病院への爆撃をめぐり、イスラエル軍は、イスラム組織ハマス側がガザの武装勢力『イスラム聖戦』の誤射だと理解していたと主張しました。

イスラエル軍は病院爆撃に関し、傍受したハマス工作員の会話とする音声をSNS上に公開。

その中では「ミサイルが『イスラム聖戦』のもの」で、「砲弾はイスラエルのものではない」との見方が示されているとしていて、軍の報道官は、「ハマス側はイスラム聖戦が誤射したロケット弾が病院を損壊させたと理解している」と主張しました。

また、「空撮映像を分析した結果、病院そのものへの直撃はなかった」「空爆であれば、クレーターや建物の構造的損傷が⾒られるはず」としたうえで、「病院の外の駐⾞場で燃えた形跡があるが、クレーターのようなものは⾒られず、近隣の建物の構造的な損傷もない」などと説明しています。