加藤こども政策担当大臣は来年4月に施行される改正児童福祉法の児童自立生活援助事業のガイドラインに、一人暮らしの練習ができる「自立訓練室」設置することを盛り込む考えを示しました。

加藤大臣はきょう、都内の児童養護施設を視察し、施設で生活する子どもたちの話を聞いたほか、職員と意見交換を行いました。

職員からは、▼施設を訪れるほとんどの子どもが虐待によって家庭を離れていることや、▼施設で生活する高校生が主催で月に一度イベントを開催していることなど、施設の現状と取り組みについて説明がありました。

加藤大臣は視察後、「全国にある児童養護施設で共通して取り組むべき工夫はガイドラインとして横展開したい」と述べたうえで、来年4月に施行される改正児童福祉法の児童自立生活援助事業のガイドラインに、一人暮らしの練習ができる小さなワンルームのような「自立訓練室」の設置を盛り込む意向を示しました。