警察によりますと、福島県本宮市で高齢の女性が被害にあうなりすまし事件が、相次いで発生しました。
①17日午前11時前、本宮市に住む70代の女性の家に市役所の職員を名乗る男から電話があり「払いすぎた税金の還付金があります。どこの口座を使っているか教えてほしい」などと電話があり、その後、銀行職員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが古くて還付金の振り込みができない。職員を自宅に向かわせるからキャッシュカードを渡してほしい」などと言われました。
この電話の最中に男が訪ねてきて、女性は言われるがままにキャッシュカード1枚を封筒に入れて渡してしまいました。不審に思った女性が口座を確認した結果、現金48万円が引き出されていました。
②17日午後1時ごろ、本宮市に住む70代の女性の家に市役所の職員を名乗る男から電話があり「払戻金があるから銀行口座に振り込む。どこの口座を使っているか教えてほしい」などと電話があり、その後、銀行職員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードの有効期限が10月までなので交換する必要がある。職員を自宅に向かわせるからキャッシュカードを渡してほしい」などと言われました。
この電話の最中に男が訪ねてきて、女性は言われるがままにキャッシュカード3枚を封筒に入れて渡してしまいました。不審に思った女性が口座を確認した結果、現金96万円が引き出されていました。
警察では、市役所職員や銀行職員を名乗る人物から「キャッシュカードをとりに行く」などと言われた場合は詐欺を疑うよう呼びかけています。