県教育委員会は、今年度中に教員免許を取得見込みの大学生を『非常勤講師』として任用し臨時免許を与える計画でしたが、文部科学省の助言を受け臨時免許が不要な『特別非常勤講師』の募集に切り替えました。

県教育委員会は当初、今年度中に教員免許を取得する大学生を対象に、週2日から3日、1日4時間ほど小学校や中学校の教壇に立つ『非常勤講師』を募集していました。

卒業を控えた学生が、教育現場で経験を重ね教員の仕事に慣れてもらうことが目的で、臨時免許を与えて任用する方針でしたが、10月16日に文部科学省は「資質向上が目的であれば、特別非常勤講師や学習指導員としての任用が適切」と助言しました。

これを受け県は、臨時免許が要らない『特別非常勤講師』の募集に切り替え、現在、今月末までを応募期間として改めて募集しています。

この混乱について県の担当者は「1人で授業を受け持つ可能性、勤務期間が数か月にわたる可能性もあったため、臨時免許を与えて働いてもらう方がいいと考えていた」と説明しました。