ドイツのショルツ首相はイスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルを訪問し、イスラエル支持を改めて表明するとともに、ガザへの人道支援の必要性を強調しました。

ドイツのショルツ首相は17日、イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談しました。

ドイツメディアによると、ハマスとの大規模戦闘が始まって以降、イスラエルを訪問するのは外国首脳としては初めてです。

会談後の会見でショルツ首相は「イスラエルの安全を守ることはドイツの基本方針だ。ホロコースト=ユダヤ人大虐殺の歴史から生まれた責任だ」と話し、イスラエルへの支持を改めて表明しました。

そのうえで、「市民の犠牲を出さないようにしなければならない」とガザへの人道支援の必要性を強調するとともに、紛争が他の地域に広がることを防ぐために「全力を尽くす」としています。

ショルツ首相は18日にはエジプトのシシ大統領と会談する予定で、ガザ南部との境界にある検問所を通じた人道支援などについて話し合うものとみられます。