
山形県最上町にある「アースアカデミー・大場満郎冒険学校」。

施設の名前にもなっている大場満郎さんは、世界的な冒険家で、1999年には世界で初めて両極単独歩行横断に成功したグレートトラベラーです。

今回、大場満郎さんにお話を聞くことができました。

この施設に展示された、実際に冒険に使われた装備や写真などの中で、目に留まったのが、黄色いボロボロのテント。

形は残るものの、布の部分は破れボロボロになっています。

大場満郎さん:「これは、シロクマに破かれたテントです」
このテントは地球縦回り1周の旅で、ロシア人とノルウェー人と大場さんの3人で、カナダの北極を旅したときに使ったもので、3人で寝ているときに、シロクマがテントを破いて入ってきたのだそうです。

テントにはシロクマの爪の跡がくっきりと残されていました。
襲われたとき、シロクマに一番近い位置だったのはロシア人冒険家で、その隣にいたのがノルウェー人冒険家でした。大場満郎さんは一番奥にいたといいます。
突然のことに当時3人は…。

大場満郎さん:「みんなでワーッと騒ぎました。(シロクマが)ちょっとバックした」
その隙にライフルを使って危機を脱したということです。
顔が近い位置にあったノルウェー人冒険家に大場満郎さんが「どうだった?」と聞いたところ、「息が臭かった」と話したということです。














