JR西日本は、山陽新幹線における受動喫煙防止の取り組みとして、新幹線車内の喫煙ルーム・駅の喫煙コーナーを2024年春で廃止すると発表しました。

JR西日本が所有する新幹線車両については、現在16両編成については3号車・15号車(普通車)10号車(グリーン車)、8両編成については3号車・7号車(普通車)に喫煙ルームを設置していますが、これを廃止。
また山陽新幹線の新倉敷・新尾道・三原・東広島・新岩国・徳山・厚狭・新下関駅に設置している「喫煙コーナー」についても廃止するということです。

JR西日本によりますと、健康増進法の趣旨に則り、社会のニーズや乗客の利用状況も踏まえながらの対策だということです。
一方で、2024年春以降に車内に非常用の飲料水を配備し、駅以外の場所で長時間停車せざるを得ない状況になった場合に乗客に配れるようにするなど、災害等の緊急時の対応力を強化するとしています。
なお、JR東海も新幹線車内の3号車・10号車・15号車すべての喫煙ルームを、来年春に廃止するとともに、来年春以降、順次車内に飲料水を配備していく方針を発表しています。