孫をかたる男から「かばんが置き引き被害に遭った」などと言われ、富山市の80代の女性が現金140万円をだまし取られました。
詐欺の被害に遭ったのは、富山市に住む80代の女性です。警察によりますと、10月11日午前10時半ごろ、女性のもとに、孫をかたる男から「かばんが置き引き被害に遭った。会社のお金や小切手が入っていた」「上司のスズキさんが盗まれたお金を工面してくれるが、自分も何とかしたいので200万円用意できないか」などと電話がありました。
女性は「140万円なら用意できる」と伝えたところ「上司のスズキさんの弟が取りに行く」などと男に言われ、時間と場所を指定されました。その後、女性は、自宅近くの指定された場所で、現金を受け取りに来たスズキと名乗る男に現金140万円を手渡しました。
女性が友人や家族にその話をしたところ、詐欺の被害が発覚しました。
警察は、電話の声だけで信用せず、孫本人の電話番号にかけ直すよう注意を呼びかけています。