中国の王毅外相は14日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、「イスラエルは自衛の範囲を超えた行動をとっている」と非難しました。

中国外務省によりますと王毅外相は14日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、「イスラエルは自衛の範囲を超えた行動をとっている」と非難しました。

また、パレスチナ問題の解決には、「独立したパレスチナ国家の樹立なしには解決できない」とする従来の主張を繰り返したほか、「すべての当事者は状況をエスカレートさせるような行動を慎み、できるだけ早く交渉のテーブルにつくべきだ」と述べました。

これに対し、ファイサル外相は「ガザの人々の強制移送に反対する」と述べるとともに「一刻も早く人道物資を届ける必要がある」と応じました。

そのうえで「サウジアラビアは中国と協力し、国連安保理決議を履行するよう働きかける」としています。