まずは新潟県五泉市出身でJR東日本の横田俊吾選手(23)。
青山学院大学4年生だった今年2月に、2時間7分47秒で20年ぶりとなるマラソンの学生新記録を樹立。底が知れないランナーです。

日本陸連・瀬古利彦リーダー
「もうマラソンのセンス、抜群ですね。長い距離ほど、彼は発揮できるタイプだと思います」

右腕を卓球のスマッシュのように振るフォームから「よこたっきゅう」と呼ばれている横田選手を瀬古利彦さんは「卓球のようにラケットを振るようなリズム感がある。諦めない、腐らない、新潟県人らしい。粘りの選手だと思う」と評価しています。

13日に出場選手がそろって開いた会見で横田選手は、目標を「トップでゴール」と語りました。

JR東日本 横田俊吾選手(五泉市出身)
「まわりは強い先輩しかいないということで、目標としては先輩方に食らいついて、最後にはトップでゴールしたいなと思ってます」

MGC初参加となる横田選手に新潟県内からエールを送る人がいます。
五泉市の齋藤新さん(39)です。競歩の選手だった齋藤さんは、横田選手が中学生の頃、村松地域のグラウンドで同じ時間を過ごし、今も連絡を取る旧知の間柄です。

齋藤新さん(39)
「私たちよりいいペースで練習をしていて、社会人として『うわっ、中学生に負けてるな』と悔しい思いもあった」