IOC=国際オリンピック委員会は12日、ロシアのオリンピック委員会について、ウクライナ4州のスポーツ組織を一方的に編入したとして、無期限の資格停止処分としました。

IOCは12日、インドで理事会を開き、ロシアのオリンピック委員会について、無期限の資格停止処分にすることを決めました。

ロシアのオリンピック委員会は5日、ウクライナのドネツク州など4州のスポーツ組織を一方的に編入することを決めていて、IOCは「オリンピック憲章に反する」と判断しました。

これで、ロシアのオリンピック委員会はIOCメンバーとして活動する権利を失い、資金援助が受けられなくなります。

一方、ロシアの選手が来年のパリオリンピックに「中立の立場」として参加できるかどうかについては、引き続き「適切な時期に判断する」としています。