6000キロ前後の漁獲量が3分の1に… 採卵のための親魚も減少…

4月から9月の漁獲量はこのところは毎年6000キロ前後ですが2023年は1993キロと3分の1にとどまっています。

十和田湖の近くにある宿泊施設「十和田湖山荘」は宿泊客にヒメマスの刺し身と塩焼きを提供していましたが漁獲量が減って入荷が難しいため、現在ヒメマスは刺し身のみとなっています。

十和田湖山荘 米田美穂さん
「(ヒメマスが)手に入らないということで(1日に)1匹や2匹がうちには届いています。うちだけなのかな、他もそうなのかなとか思ったのですが、びっくりして。ちょうどいまコロナもあけてお客さんも徐々に、今年は特に増えてきているのでなるべくここのものを提供したいなと思っているので」

湖の近くにあるふ化場のいけすはこの時期、湖から遡上したヒメマスでいっぱいになるはずですが、10日取材へ行くとほとんどいません。

9月以降は採卵のために親魚をオス・メスそれぞれ3000匹確保してきましたが2023年はまだ500匹ほどです。このような状況になった原因はどのようなことが考えられるのでしょうか?