10月9日、クマによる人身被害が発生した富山市の住宅付近では、11日もクマの痕跡が相次いで確認され、富山市が警戒を強めています。

住民:「きょうカキの残りを取ろうとしてみたらここに引っかき傷があってカキが落ちてたものだから」
カキの木に残されたクマの爪痕。11日午前11時15分ごろ、富山市東大久保の自宅の庭にあるカキの木に「クマの痕跡がある」と地域住民から警察に通報がありました。富山市や猟友会が現地を確認したところ、クマの痕跡を確認しました。
地域住民:「食べられたカキ。(市と猟友会は)これはクマだなと。比較的新しいって言ってカキの実見て。10日、9日ぐらいなのかなと乾燥具合を見て話しされてました」
この現場から北西におよそ3キロ離れた住宅の庭では9日、この家に住む79歳の女性がクマに頭や顔などを引っかかれて重傷を負いました。現場周辺では8日からクマの目撃や痕跡情報が相次いでいることから、男性は11日にカキの木になった実をすべて取ったといいます。
クマの痕跡を見つけた男性:「日曜日から騒いでたから、また来るなということで。早く見つかって駆除してほしい」
11日はこのほかにも富山市や南砺市でクマの痕跡が相次いで確認され、周辺ではパトロールを行うなどして警戒を強めています。