山形市で11日から親子の匠による希少な木材を使った作品展が開かれています。
山形市の芸文美術館で始まった作品展。

会場には、樹齢150年を超え黒い模様が現れた希少な木材「黒柿」を使った作品、およそ200点が展示されています。

黒柿工芸の作品を手掛ける吉田宏介さん(87)。今も現役で作品づくりをしています。

吉田木芸3代目・吉田宏介さん「先月完成したばかりの作品欅と黒柿をあわせた筆箱。黒柿の模様の不思議さ、面白さ欅の木目の美しさが大好き。材料も大変になっているから両方の材料を活用するためにこんな技法の箱を作っている」
訪れた人も、その模様にくぎ付けです。
訪れた人「表面がつやがあって黒光りするところが素晴らしいと思って見た」
親子で作る作品展。4代目の宏信さんに見所をきくと…。

吉田木芸4代目・吉田宏信さん「今まで並べてなかったものとか持ってきている。(これ、何ですか)書家が筆をかけるもの、筆掛け」

筆のサイズに合わせたオーダー品が多いという筆掛け。幕板と呼ばれる飾りの板には、唐草模様をあしらい、華やかな仕上がりに。
吉田木芸4代目・吉田宏信さん「お客さんが最初にあってこういうものが欲しいと言われると励みになる。あっ、こんなものが思いついたよというのがあれば聞かせてもらえればご相談にのりますので」

親子の技術の粋が詰まった作品展は今月16日まで開かれています。














