新潟小学校では、毎年こうした体験を行い、消防士の活動に理解を深めています。

続いては、安全な煙が出る装置を使って『煙の体験』です。

「うわー」

煙は上に上がるので、火事の際は「体を低くして口元をハンカチなどで覆い」ながら避難することを、実際の体験から学ぶことができます。

【児童】
「しゃがんだら多少見える…。本当に火事が起きたときは全然見えないんじゃないかなと思った」

「質問コーナー」では、子どもたちの質問が止まりません

【児童たち】
「火はどれくらい熱いんですか?」

「ご飯っていつ食べるの?」
「消防士って女の人っているんですか?」

消防署員も質問に一つ一つ丁寧に答えていきます。

【児童】
「火を消すのは怖くないんですか?」

【消防士】
「火を消すのは最初は怖かったけど、やっぱり自分のやらなきゃいけない仕事だから、段々怖くなくなりました」

僅かな時間での“体験”でしたが、子どもたちにとってはいい「学び」になったようです。

「防火服が思ったより重くてすごく驚いた」
「きょうやったことを思い出して、煙が来たらちゃんとしゃがんで避難したい」

もし今後、実際の火事に遭遇した時に子ども達は、きょうの体験を生かして“命を守る行動”ができそうです。