塩尻市の介護施設で、入所者の女性に薬物を飲ませて殺害したとして、11日に逮捕された元職員の男は、施設に残された日誌から、亡くなった女性と最後に会話しているものとみられることがわかりました。

殺人の疑いで逮捕されたのは、塩尻市の介護施設の元職員で、下諏訪町に住む望月大輔(もちづきだいすけ)容疑者・40歳です。

警察の調べによりますと、望月容疑者は2022年5月28日、勤務していた介護施設で入所していた前田裕子(まえだゆうこ)さん・当時77歳に薬物を飲ませ、薬物中毒で死亡させた疑いです。

警察は望月容疑者の認否を明らかにしていません。

望月容疑者が勤務していた介護施設によりますと、望月容疑者は2022年1月12日から2022年の6月末まで勤めていて、介護福祉士の資格を持ち、ケアハウスの生活相談員として入所者の困りごと支援や、入所や退所の手続きを中心とする業務を担っていたということです。

施設は定員50人で、3人の職員が交代で勤務し、望月容疑者はリーダー的存在だったとしています。