イスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘による死者が1800人を超えるなか、地元メディアは、イスラエル南部の集落で幼児や子ども40人を含む200人の遺体が見つかったと報じました。

イスラエルでは10日、パレスチナ自治区ガザを支配するハマスがロケット弾の発射を続ける一方、イスラエル軍はガザに対して報復攻撃を繰り返すなど応酬が続いています。

ガザ保健省は空爆などの攻撃による犠牲者数が900人になったと発表。イスラエル側とあわせた死者数はこれまでに1800人を超えています。

こうしたなか地元テレビ局は、ガザ近くの750人ほどが共同で暮らす集落で、幼児や子ども40人を含む、200人の遺体が見つかったと報じました。

ロイター通信によりますと、いずれも今月7日に越境してきた70人ほどのハマス戦闘員が犯行に及んだとみられていて、なかには首が切断された遺体もあったということです。

集落の建物や遺体には爆発物が仕掛けられている可能性があり、イスラエル軍による遺体回収作業は11日以降も続けられるとしています。