上川外務大臣は10日、UAE=アラブ首長国連邦のアブドラ外相と電話で会談し、イスラエル・パレスチナ情勢について、「深刻な懸念」を示し、今後も引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。

ブルネイやベトナムなどアジアを訪問中の上川大臣はUAEのアブドラ外相と10日、電話で会談しました。

この中で、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の間で大規模な戦闘が続いている現地の情勢について、上川大臣は「極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めている。多数の市民が人質となっており、一刻も早く解放されることが重要である」と強調した上で、「攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化しえず、日本として強く非難する」と述べました。

両大臣は安保理の場を含め、引き続き連携して取り組んでいくことを確認したということです。