イスラエルとイスラム組織ハマスの大規模な戦闘を受け、韓国の尹錫悦大統領は、原油価格の上昇などによるインフレに懸念を示しました。一方、イスラエルに滞在している韓国人の一部は、民間機で帰国の途につきます。

尹大統領
「中東地域の武力紛争と戦争は国際原油価格上昇を招き、コスト上昇のインフレにより、韓国国民の物価負担が増加した。ウクライナ戦争に中東事態まで重なり、対外経済の不安要因が大きくなる可能性がある」

尹大統領は、ロシアのウクライナ侵攻に続く中東情勢の不安定化に懸念を示し、「政府が緊密に連携し、国民生活の困難が増えないように全力を尽くさなければならない」と強調しました。

一方、イスラエルには現在、旅行客を含め1040人の韓国人が滞在しているとみられていますが、このうち200人は10日、テルアビブから大韓航空の定期便で帰国する予定です。