上川外務大臣は9日、ヨルダンの外相と電話で会談し、イスラエル・パレスチナ情勢について「深刻な懸念」を示し、今後も緊密に連携をしていくことで一致しました。

ブルネイやベトナムなどアジアを訪問中の上川大臣は、ヨルダンのサファディ副首相兼外相と9日、電話で会談しました。

この中で、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の間で大規模な戦闘が続いている現地の情勢について、上川大臣は「罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化しえず、日本としてこれを強く非難する。同時に、イスラエル側の攻撃により多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮する」と述べました。

両外相は「深刻な懸念」を共有したうえで、事態のさらなる悪化を防ぐため、今後も緊密に連携していくことで一致したということです。