3連休最終日の9日、長野市では秋祭りが行われ、子どもたちが引く神楽が数十年ぶりに復活しました。
長野市若穂保科(わかほほしな)の久保地区でコロナ禍を経て4年ぶりに行われた秋祭り。
笛や太鼓の音に合わせ神楽を引いて地区内を回ります。
大人たちの後ろに続くのは子どもたちの神楽です。

久保地区では、今年、地域づくりの助成金を活用して神楽を修復。
これに合わせ、復活させたのが「子ども引き神楽」です。
120年余り前の明治33年に造ったもので、いつしか存在が忘れられ、地元のお年寄りも記憶にないほど使われていませんでしたが、地域の祭りを残していきたいと実に、数十年ぶりに復活させました。

参加した男の子:
「太鼓を叩いたのが楽しかったな」
女の子:
「やったことがなかったので楽しかった。これからも子どもと大人一緒に秋祭りをやれたらなと思う」

子どもたちも見よう見まねで太鼓を叩き、およそ1時間かけて住民たちに復活した神楽をお披露目しました。
その後は、「秋葉社(あきばしゃ)」の前で獅子舞を奉納し、火除けと五穀豊穣・家内安全を願いました。
久保地区では、2024年度以降も「子ども引き神楽」を続けていきたいとしています。














