パリオリンピックの予選を兼ねた大一番、アジア大会・アーティスティックスイミングのチーム種目に千曲市出身の和田彩未(あみ)選手が出場し、初の金メダル獲得に挑みました。

中国で行われていたアジア大会。

10月6日から競技が始まったアーティスティックスイミングのチーム種目は、3種類の演技の合計得点で順位を争い、日本は優勝するとオリンピック出場が内定します。

和田選手などの日本は、7月の世界水泳で銀メダル。

優勝した中国への雪辱を果たすため、技の難易度を上げた演技構成に変えて挑みましたが、アクロバティックルーティン、テクニカルルーティンともにに中国に次いで2位という結果に。

そして逆転をかけて臨んだ、最後のフリールーティン。

実況:
「中国の背中を追っていきます。テーマは『チェス』です。メダルが決まるフリールーティン・運命の3分34秒の演技」

技を繰り出しながらの素早い隊形移動で、盤の上で駒が動きまわる様子を表現しました。

技はすべて認められ、減点などはありませんでしたが、ここでも中国に及ばず、2位。

3種目の合計得点で、5大会連続の銀メダルとなり、オリンピック出場は2024年2月の世界水泳に持ち越されました。