アメリカのブリンケン国務長官はイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃について、イスラエルとサウジアラビアの国交正常化に向けた交渉の妨害を狙った可能性があると指摘しました。

アメリカ ブリンケン国務長官
「今行われている努力を頓挫させようと狙ったものではないでしょうか」

ブリンケン国務長官は8日、テレビ番組の中で、今回のハマスによる攻撃について、“イスラエルとサウジアラビアが進めている国交正常化に向けた交渉を妨害する狙いがあった可能性”を指摘。

「国交正常化に反対するのは(イスラム組織の)ハマス、ヒズボラとイランだ」と指摘しましたが、ハマスを支援するイランが今回の攻撃を指示した可能性について「現時点でその証拠はない」としています。

また、ブリンケン長官はハマスによるイスラエルへの攻撃で“複数のアメリカ人が死亡したり、行方不明になったりしたとの情報があり、確認を急いでいる”としています。