猛暑や記録的な少雨が続いた今シーズンですが、台風の本州への接近はこれまでに4つ、上陸はこのうち1つにとどまっています。

7日午後、トラック諸島近海で発生した台風15号は、ゆっくりした速さで西へ進んでいて、今後、次第に北から東へと進路を変え、日本に上陸する可能性は低そうです。

進路予想(TBS NEWS DIGより)



気象庁の統計によりますと、1991年から2020年までの過去30年間の平均では、1年におよそ25個の台風が「発生」し、12個ほどが日本から300キロ以内に「接近」し、平均でおよそ3個が「上陸」しています。

今年は、台風の発生数自体が少ないわけではありませんが、上陸したのは8月に和歌山県や兵庫県を通過して日本海へと抜けた台風7号の1個にとどまっています。

今年は本州への接近はこの台風を含む4個で、長野県内への直撃はなく、直接の影響は出ていません。

台風シーズンは例年7月から10月ごろまで。

すでにピークの時期は過ぎましたが、長野県内では2019年10月の台風19号で大きな被害が出ていて、常に備えは必要です。