鈴木史朗長崎市長が“計画の見直しを表明”した『新しい文化施設の整備』について、長崎市は7日、元の市庁舎跡地を含む4か所の建設候補地を示しました。

長崎市の新しい文化施設を巡っては、市庁舎跡地での建設に向け 文化団体などでつくる審議会が議論してきましたが、鈴木市長は6月「まち全体のグランドデザインの中で再度検討したい」と表明しています。

7日の審議会は まちづくりを検討する委員会と合同で行われ、市側が施設の機能や規模はそのままに、敷地面積などをもとに絞り込んだ建設予定地を提示。

元の市庁舎跡地に加え、県営常盤駐車場、常盤南駐車場、中部下水処理場の4か所で検討していると明らかにしました。

長崎都心まちづくり構想検討委員会 山口恵梨香 委員(十八親和銀行):
「中部下水処理場はブリックホールに近いところもございますし」

長崎市文化振興審議会 林田賢 委員(長崎県音楽連盟理事) :
「今現在ここの(県営常盤・常盤南)駐車場は、観光バスの駐車場として非常に重要な役回りを担っている」

市は今後、建設にかかる期間や費用、まちなかの賑わいへの貢献などを比較検討して、次回の合同審議会で順位付けを示し、建設地を早急に決めたいとしています。