骨髄バンクについて若い世代に知ってもらおうと、子どもを病気で亡くした親がその闘病記などを綴った本を新潟市の大学に贈りました。

新潟市北区の新潟医療福祉大学に本を贈ったのは、息子を病気で亡くした丹後まみこさんと高野由美子さんです。

丹後さんの『命のアサガオ永遠に』と高野さんの『俺、マジダメかもしれない…』
それぞれに綴られているのは、病気に立ち向かう息子の姿や息子への思いです。

2人は、これらの本をより多くの人に読んでもらうため、造本と電子書籍化を目指してクラウドファンディングに挑戦
目標額を大幅に越えるおよそ210万円が集まりました。

骨髄バンクに登録される若いドナーが少ないことが課題だとして、書籍化を通じて若い世代に骨髄バンクへの理解を深めてほしいとしています。

【丹後まみこさん】
「若い人たちにこの2冊の本を読んでもらって、骨髄バンクの現状について考えてもらい、行動に移してもらえたらっていう思いで挑戦致しました。一生懸命生きていってほしいという、そういうことを伝えたいですね」

丹後さんらの本は、新潟県内にあるおよそ30の大学と専門学校に贈られます。