なぜ渋谷? 全国各地でも“自然発生ハロウィーン”

そもそもなぜ、渋谷に人が集まるようになったのでしょうか。きっかけは2002年、日韓サッカーワールドカップと言われています。盛り上がれるとして渋谷が“集いの場”になり、全国的にその知名度が上がりました。その後、ハロウィーン文化が定着し、その時期に人が集まるようになります。2015年にはトラブル回避のため更衣室などを設置したものの、マナーの改善には繋がらなかったそうです。

さらに、どうして外国人観光客が増えたのか。こちらは映画のワンシーンに使われるなどスクランブル交差点は観光名所として元々人気がありました。またすでに削除されていますが、日本政府観光局が“ハロウィーンといえば渋谷”と宣伝したことがあったそうです。

井上貴博キャスター:
ハロウィーンのみならず、人と集まりたい、騒ぎたいという若者心理は理解できます。しかし渋谷区長の発言は勇気あるし、重いなと感じました。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
ハロウィーン自体が悪いのではなく、仮装をすることで顔が見えなくなることもあり、結果的に犯罪の温床になりかねない。防犯の意味で来ないでというのは大事だと思います。

ホラン千秋キャスター:
渋谷のセンター街のあたりは細い道がたくさんあって、梨泰院と環境が重なる部分があります。また酒類販売自粛に関しても、渋谷以外の場所で購入して持ってくると思います。皆さんの協力次第になりますね。

加藤キャスター:
渋谷以外でも札幌・静岡・大阪・福岡といろいろな場所でイベント会場ではないのにハロウィーン目的で人が集まってしまう状況があり、今年はそのマナーに訴えかけるということが強く叫ばれています。

井上キャスター:
全自治体がうちも来ないでとなると、集まる場所がなくなってしまいます。(そうならないためにも)今、どういう行動をすべきか見えてくる気がしますね。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
やはり警備強化をしなければいけなくなりますね。